憧れの、、、亜委(あき)です

学園長の亜委(あき)です。

先日から始まった面談で1番多かった質問が、、、

「トゥシューズは何歳になったら履けますか?」でした。

まず、

バレエを習ってまず思うことは、

「憧れのトゥシューズをはいて踊ること!」でしょう。

私も、先輩バレリーナを真似て家のスリッパでつま先立ちして

「スリッパつぶれるからやめて!」

と、しょっちゅう母に注意されていましたから、
早くトゥシューズを履きたい気持ちはよ〜く分かります!

でもこの「トゥシューズ」・・・

簡単に踊っているようで、実はとても難しいものなんですよ!
つま先立ちって、普段の生活や他のジャンルでもあり得ない、まさに未知の世界ですよね。

とりあえず、「トゥシューズ」はつま先が硬い(めちゃくちゃ硬い)ので、立つだけなら見様見真似でも立てますが、

でも、踊る、しかもキレイに踊るとなれば全く話が違ってきます。

バレエ団員のお姉さんたちでも、長い間「トゥシューズ」を履いてレッスンしていないと、

「全然立たれへん〜、えらいことやわ〜」(~_~;)

長年はいているバレリーナでも「トゥシューズで踊る」ことは-至難の技-なんです!

なので、

初めの質問の答えとしては・・・

「早過ぎず、遅過ぎず」!

幼い頃からは履かせると、
当然足に負担がかかり、余計な筋力を使ってしまうため、
スラリと伸びた足になりにくくなります・・・

かと言って、身体が大きくなって体重が増えてからでは、
つま先立ちまで身体を持ち上げられず、トゥシューズの先端にきっちりと体重がかけられなくなるため、キレイに立てない原因につながってしまいます。

なので、私の経験から理想的と思える年齢は・・・

小学4年生から6年生

くらいです。
えっ、意外と遅い!

と思ったかもしれませんが(幼稚園児にも履かせる教室があるそうですから)、

「本田メソッド」で重要視していることは、いつ履くかではなく、

「いかにキレイに履くか」です!
もちろん、これにはかなりの個人差があるので年齢は絶対ではなく、

あくまでも「私たち教師が総合的に判断して履かせる」形をとっています。

これは私たち教師自身が生徒だったときも同じで、
道子先生(現名誉学園長)から「そろそろ履いても大丈夫やね」って、
声を掛けていただいたときの嬉しさは今でも忘れられません(^.^)

これから「トゥシューズ」を履くあなた・・・

背筋が伸びて美しい、きれいに「トゥシューズ」を履いて踊るお姉さんたちのように、
あなたも必ずトゥシューズで踊れる日がきますから、
慌てずに、楽しみに待っていてくださいね〜!